年上彼女と年下俺様
絆は強く
【里佳】



響がアメリカに旅立って早3週間…。



本日会議です。



「では人事異動。」

「「えっ!?」」

「今から呼んだ奴移動だから。まず3号店店長、5号店とトレード。2号店店長、本店に移動な。」



えっ!?



留美さんが本店店長…。


あの…。



「藍は2号店店長。そして里佳、お前は1週間後本部に移動だ。」



えっ!?



あたしが本部に…。



「返事は?」

「は、はい…。」

「じゃあそういう事で明日からも頑張って。」

「「お疲れ様でした。」」



なんであたしが本部…。



お店は!?



「藍と離れた…。」

「安田さん…。」

「ま、これも仕事だしな。仕方ねぇ…。」



あたしは来週から本部…。



戸惑うあたしに近づいて来たのはスーツ姿が大分いたについたてっ君だった。



「ヨロシク里佳チャン。」

「あっ、こちらこそ…。」

「イヤな気持ちもわかるよ…。何かと出張多いし。でも休みは店よりあるからね。」



あたしまだお店に立ちたい~…。



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