おさななじみ
二人のおさななじみ
私の名前は、北原みずな。17歳 高3。私には、二人のおさななじみがいる。三島 幸稀(みしまこうき)と金城 雲(かねしろうん)だ。私達3人は、同じ病院で産まれ、生年月日、星座おまけに血液型まで同じだ。こんな凄い偶然を「運命だ!」と思った3人の両親は意気投合し、ご丁寧に産まれた時間の早い順に右から、幸稀、私、雲の順に三軒並べて家を買った。私達は科は違うが同じ公立高校に通っている。私達の通っている高校は、歩いて30分、丘の上にある。私達は毎朝3人で歩いて学校へ行く。そして毎朝2人は私を迎えに来てくれる。
「みーずなぁ~迎えにきたぞぉ~」
と雲の声を聞いて、あわててカバンを取りに部屋へ行き、急いで玄関を出る。そして毎朝「おせーんだよ!いつも同じ時間に迎えに来てんだから、たまには外出て待ってるって事が出来ねーのか」
と幸稀が言うのが毎日の日課だ。
「ねぇ。今日、買い物付き合ってくれるんだよね?」
坂を登りながら私は後ろ向きに歩きながら二人に聞いた。
「何言ってんだよ。来週だろ?」
と幸稀が言った。そして雲も
「あぁ。来週って言ってたよな。」
と言った。
「本当に?私来週って言った?」
と私は二人に聞き返したが、二人の答えは聞かなくても分かってる。二人は声をそろえて「あぁ。間違いない」と言った。私は、まけじと、
「じゃあ、今日行く事にする。」
と言うと、これまた聞かなくても分かってる事なのに、幸稀に
「じゃあ、多数決な」と言われた。結果は決まって1対2になる。そしていつも、私は1の方なのだ。
< 1 / 7 >

この作品をシェア

pagetop