カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
程なくして、レスキューと、救急車が到着してきた。

なにやら山崎はあしをはさめているようだ。


というより、ドアも開かない・・


耳鳴りするぐらい、けたたましサイレンが耳をつく。


ぐわんぐわんうるせぇ~んだよ・・・



「カズキイタイよ・・」

あみの小さくすすり泣く声が後ろから聞こえてくる。


「大丈夫だから。」



そう言い聞かせて励ますのが今の俺には精一杯だった。








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