カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
「舞?ちゃんと、気持ち聞いてこいよ?」

「うん…」

「じゃあ、松岡。舞と二人でカズキの所へ行ってくるね。」

「真由美。頼むな?」

車から離れ際に、真由美は小さく松岡に向かって頷いていた。


ほんの少しなんかじゃない。

私の足は重く、足枷がされているように感じていた。




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