実の弟に恋をしました。
15..不審なメール







「………遅い」




あたしは一人、リビングと玄関を行ったり来たり。


だって…落ちつかないよ。


陸は家を出て行ったきり帰ってこないし。


梓ちゃんは意味深なことを口にするし。



二人して、何なの?



あたしは、すっかり冷めきってしまった紅茶を啜ると、そのままソファーに腰を沈めため息をついた。



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