おかんの手料理 ~7人のハチャメチャ物語~

そうめんマンの逆襲!?

 僕は気付いたら、見知らぬ所に立っていた。

「ここ…、どこだぁ?」

 私は左右見渡す。

「どこかの…、町かなぁー?」

 まるで絵本の中に飛び込んできたような、そんな世界。

 立体的じゃあなくて、平面的な世界。




 ここは一体どこなの?


「夢かな?」




「その通り。これは夢だ。お前はこの夢で、このオレに潰されるんだ!」



 はぁ?潰される?意味分かんない。てか誰?どこから声…


 後ろを振り返る。が、誰もいない。




 と、その時!


「とぉぉぉぉぉぉー!!!」





 何か…、白いモノが私の前に立った。

 「だ…れ…ですか?」


「見たら分かるだろ!そうめんマンだ」

「は、はぁ…」


 私はその、そうめんマンとやらをじっくり眺める。


 確かに…、そうめんだ。そうめんの茹でる前の束になった状態だ。それを縦にして、目と鼻と口がついている。それに、手と足も。

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