トゥルー ラブ
何が悲しくて、こんなにも泣いているのか・・・?


悲しむことなんか一つもないのに


だって、私は子供を産めない


和哉は将来を考え、子供を産める子を選んだだけ


千夏はそんな和哉の想いに答えただけ


和哉も千夏も間違ってなんかない


私は自分の想いを無視して、この現実を正当化しようと必死だった


そんな必死な抵抗も虚しく・・・


涙は流れ続け、望んでもいないのに、朝を迎えていた


カーテンの隙間からこぼれる、光・・・


それを横目で見ながら、そっと目を閉じ、眠りについた

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