それは、偶然だった。

でも、ただの偶然だったとは思えない。

もしかしたら、運命?・・・・



「あかりちゃん。こっちこっち。」

真理子先輩が会議室から顔を出し手まねきしていた。

「なんですか。」

会議室の中に入って行くと、見知らぬ男性が3人座っていた。

それぞれの前になぜだかビールの缶が置いてある。

「いいとこに来たわ。彼ね、前にうちに勤めてた森くん。」

一番左の人を指して真理子先輩が言う。

「今日、出張で東京から来たんでちょっとよったのよ。」

「森です。こっちの二人は会社の後輩で。」

隣の二人がペコリと頭を下げたので、

「あっ、初めまして。」

と挨拶したものの、なんで自分が呼ばれたのかわからない。

状況がつかめないので突っ立ていたら、

「ほら、もうすぐ終業時間でしょ。だから、ここで待ってもらってるのよ。」

「はあ・・そうですか。」

「でね、時間あったら皆で飲みに行こうかって。どう?今日ひまでしょ?」


私にひまかと聞くんですか?


しかも、ひまでしょと最初っから決めつけてるし・・

ひまに決まってるじゃないですか。・・・・


会社では、彼氏がいないことになってるし、まあ、最近じゃいないも同然だけど・・・


「じゃ、決まりね。あと何人か誘ってくるわね。」


返事をするまえに真理子先輩は出て行ってしまった。



見知らぬ3人を前にどうすればいいの。


それから数分の間何故か彼らの雑談に参加していた。


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