恋するOL！戦うOL！

帰りの地下鉄は、空いていた。

当然座れるし眠れる。

混み合ってくる前に目を閉じた。

あ～、疲れた。

結局、一也は残業だった。

その気も無いのに誘うなって。

ちょっと不満・・・って言うか欲求不満？

薫子先輩も残業だって。

疑うわけじゃない。でも、不安。


一也は、付き合いだしたその日からもう

「会社では他人のふりな。」

って・・・

告白したのだって彼の方なのにどうしてそんなこと了解しちゃったのだろう。

そう、私の方が先に好きだったからかもしれない。

きっと、私の気持ちを知ってて告白してきたんだ。

彼が本当に私を好きかどうかは、分からない。

本当のこと知るのも怖い。




前に人が立った気配がした。

車内が混み合ってきたみたいだ。

薄目を開けて辺りを見る。

そして、すぐ寝た振り・・・。

だって、疲れてるんだもの・・・。



駅に着くまでに目をつむり、いろんなこと考えてた。


一也のこと、先輩のこと、会社のこと、・・・


今朝のこと・・・