私の病気~摂食障害(拒食症)
危険な行為

治療はどんどん進んでいくが自分の気持ちは相変わらずだった。「今のままでいいんだ。今のほうがいいんだ。」思えば思うほど自分が壊れていくようでした。
私は自分を傷つけた。手首ではなく肘の裏側のところを切りつけた。すぐ医者に縫合してもらったがその時に「どうせ切るなら手首にしてちょうだい。この箇所は神経がたくさん通ってて危険だから。」と言われた。
手首ではなくその箇所を切りつけたのは全くの偶然、無意識だった。一度リストカットするとどうしてもまた、やりたくなってしまうらしい。病室のあちこちにカミソリを隠し持つようになりしょっちゅう切りつけた。たまに血管まで切ってしまって縫合のために救急車で他の病院まで運ばれたことも何度かあった。
リストカットが数回続いた時に誓約書を書かせられた。『次にリストカットしたら精神科病院に移ります。』というような内容だ。その誓約書道理に何度目かのリストカットでまた、血管まで切ってしまい救急車で処置のできる病院に運びこまれ治療が終わるとそこから真っ直ぐ精神科病院へ搬送された。
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