どんなに強く願っても。



どんなに強く想っても。



世の中にはどうしても変えることの出来ない運命がある。



立ちはだかる大きな壁の前で抗う術もなく、人はただ運命が翻弄するまま流されるしかない。



これはきっと神様が下した天罰。



自分がいるべき世界を捨てて、異世界で生きてゆく事を決意したあたしへの。



それでもあたしは貴方の傍にありたいと願う。



たとえそれが神様の導きに背くものだとしても。



たとえそれが世界中を敵に回す事になったとしても。



たった一人の大切な貴方の傍にいられるのなら、あたしは他に何も望まない。



だからお願い。



もう一度あの人に会わせて――――



遥か彼方。
千年の時間(とき)を超えて出逢ったあの人にもう一度――――