【実話】ただ、普通の幸せがほしかった

顔を変えたい

私は、小学校を卒業し翌年の春に中学校に入学した。


中学には、同じ小学校の人以外に、他の小学校の人も同じ中学に入ることになっていた。

「もしかしたら、
友達ができるかもしれない」


不安とほんの少しの期待をいだいていた。

入学式当日、いつもより早く目覚め、
制服に着替え準備をした。

「よし!準備OK」


初めて見る制服姿、ほんの少しだけ、嬉しかった。


「未央、準備できた?行くわよ」


「はーい!今行く」

そして、緊張しながらお母さんと学校に向かった。


校門を入ると校庭には、たくさんの桜の木が植えられていた。

「うわー桜だ、きれい!」


校舎に入ると下駄箱の周りには、たくさんの人が、いた。


そして、その先にはクラス分けの紙が、壁にはられていた。

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