鬼畜な俺様執事

【おかえりなさいませ、お嬢様】



私は朔夜さんの顔も見ずに、車に乗り込んだ。



もちろん、同行の声も掛けない。



朔夜さんは、家では私だけの執事だけど、外では違う。



そう自分に言い聞かせてみても、心は晴れなかった。

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