砂漠の王と拾われ花嫁
優雅な動きを必要とされる剣舞。


いつもは優雅に踊れるのだが、今日は動きがぎこちない。


やはり右手から左手に剣を持ちかえる時、地面に落としてしまった。


「姫様、失礼いたします」


ライラは莉世の異常を感じ腕を掴むと、薄い袖をまくった。


隠すまもなくすばやくライラに見られてしまった。


「ひどい!なぜこんなことに!?」


「見た目よりは痛くないの」


すぐに莉世は袖を元にもどして隠す。



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