ラブステーション

間違いさがし

ベッドのしたから出てきた雑誌には



縛られている女性




SM雑誌だった






えっと これはSMってやつだよね…



かるくショックをうけた私は


その雑誌のページをめくることなく


ベッドの下にそっと返した


友ちゃんがそんなのに興味があるなんて…


少しショックだった





でもまあ
私が縛られる訳ではないし


幼馴染みの友達なら
害はないよね


うん きっとそうだ




私は自分の中で問答をして



見なかった事にしようと決めた


「うーん」ガバっ

「俺 どんだけ寝てた?」

どうやら起きたみたい
雑誌を見た所は気付かれてないよね…


「んー20分かな」

いつも短時間でよく寝れるなぁと思っちゃう

「う~ん さあゲーム続きする?
それかなんか食うか?」

「あっ それならこないだ出来たドーナツ屋に行きたいな」

都会ではない町には
新しい店が出来ると
お客さんが一気に来る

そのラッシュをみこして

しばらくは行くのを
ためらっていたのだ


「わかったよ
じゃ そこにしよう」

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