バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》

家庭と仕事の両立

「たっくんずるいよ。華先生独り占めして。」



そう言って私に近付いて来たのは、



6才の愛理花ちゃん。



愛理花ちゃんは抗がん剤治療で髪の毛がない。



でもウイックを着けてる。


ウイックを着けた上から帽子をかぶっているから、



髪の毛がないのは分からない。



このウイックは彩夏が作った物。



大人用のカツラはあっても子供用がなかった。



だから私は美容院に勤める彩夏に相談して見た。



彩夏は大賛成してくれた。


お店でカットした髪で作る事になった。



これには、一輝も勇人さんも啓太も大賛成してくれた。



今愛理花ちゃんが着けてるのは、



彩夏の試作品、うまくいけばもう少し沢山作りたい。


このウイックを見せた時、


愛理花ちゃんが、「私これでオシャレ出来るねと喜んだ。」



そう女の子なんだから、オシャレしたいよね。



喜んで貰えて良かった。







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