人混みの中、あたしと喜一君は肩を並べて歩いていた。

「危ないから、手繋ごうか」

そう言って、喜一君はあたしの手を握った。

まだ、慣れないことだから、ちょっと恥ずかしかったけど、なんか嬉しかった。

恋人だなー……みたいな。



「ちょっと、疲れたでしょ?喫茶店にでも入ろうか」

「うん」

あたしたちは近くにあった、オープンカフェに入ることにした。


平日ということもあり、結構空いている。


それぞれ飲み物を注文し、来るのを待っていた。



「ねぇ、凛」

「ん?」

「男と遊んでないよね??」


彼氏だから当たり前のことで。

心配するのは普通。


だからあたしは、嘘もなくただ

「もちろん」

とだけ答えた。

それで済む、と思っていた。


けど、違った。


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