手足の痛み。

何も見えない恐怖。


あれから(監禁されて)どれくらい経っただろうか。


徐々に精神が不安定になっていた。

「凜、ご飯だよ」


ガチャというドアの開く音ともに、いい薫りが鼻をつく。


朝昼晩と、十分なくらいの食事が与えられる。


そのときだけ、視界が明るくなる。

何時間ぶりの景色。


「はい」

目の前にあるのは、パスタとサラダ。


「今日はね、ちょっと頑張ったんだよ」


そう言って、喜一君は笑顔で料理の説明をしている。

しかし、あたしの耳には入ってこない。


手を動かすのもいっぱいいっぱいで、口に入った物は、しばらく飲み込むことができない。

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