∞君とラムネと∞
君と


「だから、透明なんやって。」

ニカッと笑った顔は、やっぱりあの日の歯が欠けたままだった。


「うん。」


だからあたしもニカッと笑う。
抱き着いてしまおうかと、唇をきゅうっと噛み締めた。
< 1 / 55 >

この作品をシェア

pagetop