男 友 達
雨の夜
家に帰って、私はすぐに自分の部屋に駆け込んだ。
こんなに走ったのは久しぶりだ。
心臓はまだうるさく鳴り続けていた。
私はそっと自分の唇に手を当てる。
ケンタと…
キス、しちゃった…
急にあんな事するから、びっくりし過ぎて…
あ、私、ケンタの事、
思いっきり突き飛ばしたよね…。
それってヒドイ事しちゃったのかも。
ケンタ、きっと怒ってるよね…
わかんないよ、ケンタ…
どうしてこんな事したの…?