先生とあたしの恋
【3】失恋と四つ葉のクローバー

先生が、あたしをおぶって、しばらくしてから


「ねぇ、先生」

後ろからメグちゃんが聞いてきた。


「先生って、彼女いるの?」


ドッキーーー!!


メグちゃん!?


あなた・・・一体何を聞いているの!?



目で、思いっきり合図した!


口、パクパクさせて

『メグちゃん!なんで、そんな事、聞くの!?』って


すると、メグちゃん

『知っておいた方がいいでしょう!?』って


確かにそうだけど、

知りたくないじゃん!そんな事…


だけど、メグちゃん…

「ねぇ、先生、どうなんですか?彼女、いるんですか?」って


また聞いてるしぃ~

先生、答えないでって、強く願った!


だけど…



「いるよ。」







………………えっ………………











全ての空気や

時間や


何もかもが



一瞬で





凍りつくのを感じた……







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