「そら、出かけるぞ」

シークに言われて、首を傾げる。

「出かけるって…どこに」

少し面倒くさそうに聞き返す。

「気分転換だよ」

「…気分転換?」

「ほら、とにかくさっさと準備しろ」

シークに言われて、小さく溜息をつきながら重い腰を上げた。


なんだかあんまり何かしたいって気になれないんだよね。


のろのろと着替えながら、また溜息が出た。


それに、今この状況で外に出たら…


かけてあったカーディガンを取った手が止まる。


好奇の目で見られることにはもう慣れてる。
こそこそと笑われることだって、もう、慣れてる。


手にぎゅっと強く力がこもった。

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