運命の人はお義兄様
新しい家族

絋希side




ピアノを弾いていると、俺の携帯が震えた。


親父からメールがきていた。

――――――――
from: 父
Re:
――――――――
そろそろ着くが
出てこれるか?
服は車に乗せて
ある予備のでも
いいぞ
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俺は携帯を閉じて、勢いよく立ち上がった。

外に出ると、家の前にはもう親父の車が止まっていた。


俺は助手席に乗ろうとしたが、止めた。




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