ほしのどうわ

くらいへや

くらいへやでそのひとはかーてんをあけていた。
 
つきがへやをすこしてらしてほしはぴかぴかひかった、そのひとはなみだをながしながらなにかをつきにつぶやいた。
 
あかいふんすい、あかいあかいふんすいがへやにできた。
 
そのひとはじぶんをじぶんできずつけていた、すこしわらってそのひとはねころがった。
 
つきとほしはそれをただみていた。
 
おおきなひとがふたりきて、ねていたそのひとをだきかかえたふたりはそのひとみたいになみだをながした。
 
つきとほしがみているなかで、なにかがひとつきえそうになった。
 
かーてんがしめられてすこししたらしろいはこがはしってきてそのひとをつれていった。
 
そのあとをみないで、つきとほしはたいようにばしょをゆずった。
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