月の雫 -君と歩む彼方への道-

3.現象とキモチ

昼メシを食いに、その日の研修で一緒だったやつらと食堂へ向かった。

今日の研修は政治における魔道のかかわりの話で、中央に興味・特性のある人間しか受けてない。

さすがにシルヴァイラはいなかった。


(そりゃあいつは興味ないよな)


オレもさほど興味はないけど、たまたま時間が空いてたので覗いてみたんだ。




食堂は研修生たちでごった返してた。


「おい、おまえの相棒、あそこにいるぞ」

「え?」


一人のやつが指を差した先を見ると、広い食堂の隅っこでフードを深くかぶったシルヴァイラの姿があった。
< 99 / 288 >

この作品をシェア

pagetop