美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 Kの視線の中に――

 変な風に逆恨みしないで

 というものを感じ取った美奈子は微笑み返し、
 「違わ、お仕置きよ」
 と言いました。
 別に男女の遺恨などはありません。あれは性交などではなく――

――体を“触れさせてあげた”だけよ、孤独で凍えている少年に。
 と美奈子は思っていました。
 だからその少年が他人の温もりを理解せず、牙を剥くというのならば――
 「お仕置きしてあげるの…!“愛し方を知らない少年”に」
 美奈子はキッパリと言いました。
 「愛に代わってお仕置きだわ」


 そんな力強い美奈子の一言に
「…ああ、そうだな」
「そうだ、いいぞ、美奈子ちゃん」
 と、裕とZの間にも幾ばくの安堵が生じます。


どんなに雷王が強くとも、4対1――
 しかもよくよく考えてみれば、こちらには最強のドラグーン、深津美奈子と、現在、人類と友愛を交わせ得る最強のドラゴン、『闇竜』がいるのです。


――なんとかなるだろう――
 美奈子の力強い言葉に裕もZも、そう思えるだけの余裕が心に生まれました。
 
 
 ――さて、ところで――

 場にそんな余裕が生まれたからでしょうか。
 Kはこんな閑話を考えていました。

(っていうかさ…)

(愛に代わってお仕置きって…)

(なんか、そんなアニメあったような…)
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