ライナーアンドザ・スカイ


足、ずいぶん高く上がるんですね。

下着が見えないのが不思議なくらい。


このパワフルな足の持ち主は、相変わらず俺を見下すように睨んでいる。

見上げてるのに、見下してる。

雰囲気、ボスって感じ。


「待ちな」


ああ、怖い。

少し低めの声はやっぱり女の子のものだけれど。

だめ、やっぱり怖い。


どうしてこんなことに……

見てはいけないものを見てしまったから?


「や、あの」


先ほど見たものについては他言致しませんので……


「髪やってくんない?」



どうか見逃し……え、カミ?



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