15歳、終わらない3分間
epilogue ばいばい。
まだ明るい空を見上げれば、消えゆく飛行機雲がクロスを描いていた。

遠くに入道雲があり、そこに向かって一筋、それに垂直の消えそうな一筋。


グラウンドからは部活動の声が聞こえる。

野球のボールを狙い打つ金属バッドが、気持ちの良い音を奏でていた。



汗が、こめかみを伝い、首筋を流れてゆく。



何をしてたんだっけ。

そう思いながらふっと腕時計に目をやった。


時刻は5時半過ぎ。



温いだけの風が頬を撫でていき、辺りを見回せば屋上には私ひとり。

流れる汗を拭おうとハンカチを探してスカートのポケットに手を入れる。


ただそこには携帯電話が入っていて、先に私はそれを取り出した。


 
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