また恋をした、その時に。




あ〜球技大会どころじゃないよ。

第一試合、
何とか勝つことは出来たけど

………僕は散々だった。


このままじゃ
小日向君にもいろいろ教えてもらった事も

この腕の傷も…

強くなろうとしていた
僕のキモチも
無駄になっちゃいそうだ。

ダメ、ダメ。

今日は…試合に集中しなきゃ…


僕が活躍したら、
心美ちゃんとの距離取り戻せるのかな。



  “それにしても
  この迫力すごい…”

滑り込んでボールに突っ込んでいったり

掠れた、掛け声。

負けたくないという気迫が凄く伝わってきたんだ。

圧倒されながら、
他のチームの試合を見る。


  「おい、リク。」



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