ぼくの太陽 きみの星
1.未怜

1.再会

「未怜(みれ)ちゃん」


肩に置かれたあたたかい手。

そっと頬に当たる唇の感触。


(あ……)


どこかぎこちないその仕草。

心臓の音が聞こえてきそう。



琢磨(たくま)くんは、頬をほんのり赤らめてた。



(かわいい……)


なんて、思ってしまうあたし。




照れくさそうにはにかむと、にっこり笑って手を振る。


「未怜ちゃん、また明日ね。

朝も迎えに来ていい?」

「うん」


あたしも、にっこり笑って手を振り返した。
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