愛はそこにありました。

卒業

いつもの弥門のプロポーズにも

慣れてきた頃


店で嫌な事があったアタシは久しぶりに昔行ってたマスターの店に行った





「マスター!」

「あれ?ゆあちゃん?久しぶりじゃん!」



スタッフは変わってて
久しぶりのマスターと
近況報告しながら呑んだ



「そうそう…ゆあちゃん、弥門の姫ってほんとか?」


「え…どこから聞いたの?」

「有名な話だよ?あの弥門が手を出せずにいる姫がいるって…」


あのって何?
誰にでも手を出すって事?

「あいつもゆあちゃんの事、聞きに来てたんだよ(笑)」

ニヤニヤしながら語るマスター



キモいです…マスター…




「何ヶ月前かなぁ…寂しそうな顔してあいつ、ここに来たんだよ…前は店の終わりにしょっちゅう来てたからね」
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