雷鳴の夜
第六章
扉の向こう。

「…………!!!」

職業柄、遺体や血を見慣れている私でさえ、そこは地獄絵図だった。

室内を埋め尽くす人間の部位。

体の一部のない遺体。

逆に体の一部だけが床に無造作に放置されていたりもする。

壁も、天井も、一面赤黒い染み。

手術台に寝かされている遺体は切開され、得体の知れない人工臓器を埋め込まれていた。

…これが、実験ですって…?

私は吐き気と同時に憤りを覚えた。

こんなの実験でも研究でもない。

ただの腑分け場だ…!


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