歌詞集〜路端で咲く詩〜
月見想

まだ君を想い
目を瞑るのは怖くて

ほんの少しで良いから
微笑んでくれたら
ほんの少しで良いから
囁いてくれたなら


まだ君を想い
目を瞑るのは怖くて
ただ君を想い
枕濡らす月の夜

嗚呼…睡眠不足
重たい目蓋こじあけたら
君に会いに
あの扉を開けていこう


桜が咲いた季節も
君とビーチ歩いた瞬間も
トンボが舞った夕焼け
厳しい寒さ続いた頃も



月を見れば思い出すね
あの頃匂いも想いも
目に浮かぶだけじゃなんか哀しい


月を見上げ歌いたいね
あの時の車のラジオで流れていた
懐かしいメロディ
君と一緒に口ずさんでいた



朝靄の庭で
2人撮ったスライドをまた
また見返している
そんな僕は弱虫さ

嫌だ嫌だ ごねる君を
愛しく思ったあの頃
あの素晴らしい瞬間が
あるから淋しいの


ほんの少しで良いから
微笑んでくれたら
ほんの少しで良いから
囁いてくれたなら

ほんの少しの時でも
一緒に過ごした歴史がある

ほんの少しじゃないもの
君への想い
君との思い出
失くした痛み
その総てが


月を見れば蘇るね
あの頃の匂いも仕草も
目に浮かぶだけで涙溢れる

月を見上げ祈りたいね
「もう一度君に」って叫んで
声を枯らせば
少し紛れるかな?



月を見れば思い出すね
君のあの笑顔も 声も
ずっと離れず僕の傍にある

月よずっと僕を見ていて
手を伸ばせば届きそうで

こんな月夜に君を想う僕
きっと何時かは夜も明けるけど
白い月は
いつでも傍に居る
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