歌詞集〜路端で咲く詩〜
かくれんぼ

もういいかい?
まだだよ

もういいかい?
まだだよ




真夜中の鉄柱ライト
ピカピカ光ってる
深夜二時まわって
目指すのは何処でもないけど

公園のベンチ座って
飲んだ熱いお茶
白い息濃くて
掴めないものか手を伸ばす


明日が来るのが怖いと
何度叫べば気が済むの?

隠れたところでもうすでに
足を捕られているんだから


「いつか希望の未来が来るでしょう」
あの時の言葉 忘れられずに
幾度夜を過ごしただろう

嗚呼 僕はもう分かっているんだ
大したことはない未来
待ってること
そろそろ見つけてよ

時代に埋もれた僕のこと





真昼の夜光虫
人目につかず眠ってる
午後二時をまわって
デジャブに飲まれて過ごすけど

公園のベンチ
眺めてるだけの通行人
立ち止まることさえ
知らずに息切れ 走ってる


明日が来るのが怖いと
何度叫んでも響かない
探したところでもうすでに
明日は迫っているんだから


「いつか理想の自分になるでしょう」
あの時の言葉忘れられずに
幾度夜を過ごしただろう

嗚呼とっくの昔に分かってた
大したことはない自分
待ってること
そろそろ疲れたよ


嗚呼 息切れの日々は続いてく
絶望という名の明日が
僕を見つけたとしても

嗚呼それでも走るしかないだろ
疲れたからって立ち止まってたら
すぐにヤツに捕まるぞ

芥に埋もれる
僕なんて


もういいかい?
まだだよ
もういいかい?
もういいよ






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