歌詞集〜路端で咲く詩〜
夢旅



起きたら忘れてしまった
私は誰で何処に居たのか
悲しくなったけれど
丁度よく涙は落ちなくて

もう一度行ってみたくて
布団を被り念じるけど
其処へ行けるキップなんて
持ってはいないみたいだそうだ


空に向い手を伸ばしたら
何故かちょっぴり力湧いてきて
裸足で布団を蹴ったら
何処へでも行ける気がした


夢の旅に出よう
それは何処にだって
あるけど見えないもの
感じることそれが始まり

突き出した掌
握り締めなきゃ
掴めるはずもないでしょ?
放さないで夢のキップを



わざとらしい暗やみに
十八の灯りともして
大人になれたはずなのに
甘いケーキ口に運んでいる
ねぇ何故?


叶わないと言われたって
例え険しい道だとて
それでも進むと
胸を張って言えるのは
ねぇ誰?君だよね?

ホップで地面蹴りあげて
ステップで全速力で走れ
ジャンプの瞬間はすぐに
君の元にやってくる



夢の旅に出よう
それは何処にだって
あるけど見えないもの
違う!見てないの君自身だろ?

子どもの頃からずっと
追いかけ続けた
モノとは少し違くても
輝けるよ そう



もう一度見てみたくて
もう一度言ってみたくて
もう一度夢見たくて
もう一度……

もう一度見てみたくて
もう一度言ってみたくて
もう一度夢見たくて
もう一度……


夢の旅に出よう
それは何処にだって
あるんだよ見えるでしょ?
あとは君次第さ、そうだろ?


突き出した両手を
かざして見たもの
理想とは違くても
信じられるから




起きたら忘れてしまった
私は誰で何処に居たのか
悲しくなったけれど
この足で歩ける気がしてた




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