歌詞集〜路端で咲く詩〜
バカヤロウの唄
ねえ君が笑ったよ 
僕の瞼の裏側で
そうだから目を開けることが
怖くて堪らないんだけど

ねえ君は分かったの?
胸の奥の奥の奥
膿が溢れだす その傷の
意味とかわけってやつが

笑顔の仮面
台詞はコピペ
スマホの画面 灯火

僕は見ていた
見えていなかったな

君が逝ったあの大空は
瞼の裏の影さえ写さず
瞳から君が零れだして
青とまだらの白は滲んだ

君が言った最後の言葉
くだらな過ぎて思い出せない
何かあれば言って欲しかった
届くだろうか?バカヤロウ!

嗚呼 土砂降りの街
乱反射の光も騒ぎ出す
辿っていた足跡も
面影さえも全て洗い流したまま

君の元へ逝くよ
なんて考えてみただけだよ
分かっている五月蠅いな
バカヤロウ・・・・・・

何でなんだよ?
君はもう
どこにも居ないけど
やっぱそう

だからもう
だけどそう

君に会いたいよ

君が逝ったあの大空へ
僕もいつか昇る時には
たくさん笑える話をするよ
その前に一言 言わせて

君が見限ったこの街は
簡単に君を見失った
僕の胸の奥の奥の
奥の君はいつも笑顔で

君が言った最後の言葉
やっぱどうにも思い出せない
いつの日にか滲む青で
君に届ける バカヤロウ!

こんなことも言ってやれなかった
僕の方が・・・・・・

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