歌詞集〜路端で咲く詩〜
ちるらむ
夢を手放したキミへ

明日、足を止めるキミへ

これまでの「ありがとう」を

束ねて贈るね



ずっと歩いてきた路に

何1つ残っていなくても

踏み出し、進んできたことは       

確かなものだから



今は涙堪えないで

泣いたって良いよ



グランドに舞う砂

ガラス越し 強い日差し

汗をかいたノートにできた

シワをなぞった



瞬く間に過ぎる日々を

零さないよう握りしめて

必死で駆け抜けたことを

きっと忘れられない



打ちのめされて笑った

弱々しくも強い眼差し

支え支えられた友達の

言葉を胸に



夢を追い駆けるキミに

私自身が出来ることは

どんな時も信じ抜くこと

涙は拭くこと



真っ直ぐに駆けた路に

いつも咲いていた花の名を

識ることもしない青さを

掛け替えのない瞬間を



いつか振り返えった時は

笑ってみせるよ



グランドに差す影

ぽつりぽつり羽ばたくを鳥を

見送った途端に

雨は降りだした



瞬く間に過ぎる日常(ひび)は

喜び悲しみ隔てもせず

日常の隅っこにそっと

運んでしまう



燻っていた思いも

いつの日か消えてしまっても

汗をかき泥にまみれた

日々は宝物だよ



これから進んでいく路は

決して平坦ではなくても

立ち止まって寄り道をして

進もう未来へ



真っ直ぐに駆けた路に

咲いていたあの花の名をいつか

識る時も来るのかなんて

分からないけれど



夢を手放したキミへ

今日、足を止めるキミへ

「頑張ったね、ずっと見てたよ」

笑顔も涙も



真っ直ぐに駆けた路に

何1つ残っていなくても

振り返れば輝く日々が

背中を押すから



今は涙こらえないで

泣いたって良いよ



その涙が落ちた跡に

道は続くから



これからも広がる明日で

笑ってみせるよ

笑ってみせるよ   
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