空になんか憧れない

過去への翼






理由も分からず、毎日殴られた。



最初は痛くて痛くて溜まらなかった痛みが、いつのまにか慣れてしまうくらい、毎日毎日──



身体の傷は増えていくばかり。


けど、心まで弱くなりたくないと思った。



ただの強がりでもいい。


あの空を見れば

あたしはいつだって

強くなれる気がするのです



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