兄と秘密の恋愛を

キエタキオク

「っ・・・・」


「お兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!」


嘘、嘘だ・・・


ドンッ


落ちた・・


お兄ちゃん・・・


「おかっ」


「おかあさんっっ」


階段を駆け下りれないほど足は震えていた。


「お兄ちゃんがっ・・」


お母さんとお父さんが慌てて上って来た。


「きゃあっ・・隼人」


「い、急いで救急車を!」


バタバタ


慌しい家の中。


私はその光景を


スクリーンのように呆然と見ていた。
< 15 / 85 >

この作品をシェア

pagetop