地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
*第六章*

†恐怖の月曜日

―――


はぁー…


あたしは特大のため息をついた。



集団宿泊が終わり、土日を挟んで今日は月曜日。


今、学校に向かう途中…。


天気は、晴れ晴れとしてて気持ちいいけど、あたしの心は曇天……。



なんでかって!?


それはね…



「あっあの子だっ!」


「えっ?どれ!?


えー地味じゃんっ!しかもかなりブス!!」



あたしの周りからこんな声が聞こえてくる。



曇天なのは…これが原因…。


ただ学校へ行くだけなのに、色んな子から指を指される。



地味なあたしが何故注目の的なのかは、……


アイツ……陸が関係している。
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