恋めぐり
「先輩、また明日」

秋田くんは手を振って帰って行った。

静まり返った家。

静かな中で土方くんの言葉が頭を巡った。


「っ…」

顔が熱くなった。

彰にも猛流にも言われたことがあるのにこんなことはなかった。

どうしてだろう。

でも、土方くんとの糸は辛うじて繋がったことは確かだと感じた。
< 152 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop