恋めぐり
12月  始まることなんて望んでない
桜理

それは私と同じ名前だった。

同じ名前の人が恋人に殺される夢を見た。


あの後、彼女は銃を恋人に向けられて、死んでしまうのだ。


最後まで見ていないのに、私は結末を実感していた。

自分が撃たれたわけじゃないのに、自分の胸が痛かった。

愛した人に殺されるなんて彼女は酷く傷ついていた。

それでも、笑っていた。

私には出来ないと思った。
< 31 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop