その日、また夢を見た。

オウリはまたバーで歌っている。

綺麗な歌に誰も耳を傾ける。

この日は、青いドレスで髪を結い上げている。

さらけ出された白い項が色気を醸し出す。

唄い終わると、いつもの席に着いてお酒を飲んだ。

「お疲れさん。今日は真面目に歌ったじゃないか」

「まぁね。今日も大繁盛だね」

彼女の目の先には政府の高官だという男達が女性たちを侍らせて何かを話していた。

「そして…」

首は動かさずに、視線だけをオウリの反対側のカウンターに座る男に向けた。

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