ヘタレ船長と二人の女海賊
航跡3「たまんねぇな、おい」
『俺、海賊を引退して普通の男に戻ります』

そんな類の宣言をして、俺はバハマに腰を落ち着ける事となった。

漁師達は、漁船を専門に襲撃するラカム海賊団の解散に胸を撫で下ろし、同業者の海賊達は、ウッズ・ロジャース総督に屈服した腰抜け野郎として俺の陰口を叩いた。

ま、仕方がねぇ。

本当の事だしな。

それに他人にどうこう言われるのは、俺はあんまり気にならねぇ性質だ。

周囲の白い目もどこ吹く風、俺は久々の陸での暮らしを楽しんでいた。

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