【長編】sadist and masochist love stories

湊司 side ②

朝、学校につくと、当たり前のように誰もいなかった。


一眠りでもするか。


「あっ!?
湊司?」


いきなり、大きい声で名前を呼ばれた。


「はっ?
みなみ?」


呼ばれた方を睨み見ると、幼なじみの小嶋 みなみ?


だよな。


俺より、2個上。


てか....


同じ学校だったっけ?


「そうだよ。
てか、珍しいね。」


珍しいとかの前に....


みなみは、変装か?


こいつ、きれいで目立ってたよな?


なんだよ、これ....


メガネかけて....


なんか地味。


「珍しいよりさ....」



「あぁー、これ?」


みなみは、俺の前でくるっと回った。


「そう。
コスプレ?」


「違うわよ。
てかさ。
湊司は、気づくのね....」


みなみは、辛そうだった。
< 13 / 221 >

この作品をシェア

pagetop