【長編】sadist and masochist love stories

陽生 side ②

「珍しいじゃん。」


ダチの生田 郁斗。


「まあな。
そんな日もあるって。」


俺は、苦笑い。


ギリギリに登校したことなかったしな。


「そういえば....
おまえの片割れに変な噂がたってたぞ。」


「噂?」


湊司に限ってないだろ?


普段は、クールで通ってんだから。


実際、クールだけど....


母さんに対してはな。


誰にも言えないけど。


てか、誰も信じないだろう。


それに、思春期で女に必死になる年頃なのに興味ないみたいだし。
< 22 / 221 >

この作品をシェア

pagetop