特等席はアナタの隣。
第四章〜縮まる距離〜
次の日から電車を一本早くしようと心に誓ったにも関わらず、早速起きれなかった…。
しかも寝坊ときたもんだ。
な、情けない…。

どうせ今から走っても電車には間に合わない。
遅刻決定かぁ…。

はぁ〜とため息をついたその時、

「モカ、送ってやろうか?」
授業が休講になったという大学三年生の兄が声をかけてきた。



< 51 / 412 >

この作品をシェア

pagetop