不眠症の眠り姫(ふたりぼっちver)
「お祈り」
【ちょっとだけ夕方を通りこした時間になると

左手首の傷痕より

体の真ん中が痛くなって泣きそうになる

もぅ死にたいけど

死ぬ勇気もないし。

今の自分には記憶のない時間が多すぎて…

知らない間に時が流れて

いつのまにか知らない人とベットの上とか

なにがおこってるの?

ねぇ…誰か教えて。

私を助けて。】






…と。

飴なくなっちゃった---。
疲れたし、コンビニいこっかな。







里緒は歌詞を書くのをやめて外にでた。

外は真っ暗でもぅ人通りもあまりない。







あんま寒くはない…っか。







里緒はさっきみた天気予報を思い出してつぶやいた。



今夜は雲もなく星も見え、例年と比べやや暖かく、春を感じらせる夜になりそうです。



と、キャスターのお姉さんがいやみなぐらいの笑顔で話していた。


独り言をつぶやいた後、里緒は夜道をぷらぷらと歩き家の近くにあるコンビニへ行った。







なにしよっかな---♪
いちごみるくとチョコと--…







てきとうにお菓子を買い、家に帰った。

里緒は極度の甘いもの好きで、得にアイスが大好きだった。

しかし最近になって少し太ったと母に言われ、アイスを食べるのだけは自重しはじめたのである。

それでも甘いものはやめられない。



里緒は今14歳の中学3年生。
部活は軽音部のボーカルで作詞もしている。

誕生日は7月3日。あと3ヶ月ぐらいで15歳になる。
兄と姉がいて…


と、ここまではどこにでもいる普通の女子中学生である。
だが、里緒には1つだけ普通の人とは違うところがあった。


< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop