旦那様は社長 *②巻*
この7日間。


それなりに観光も楽しんだ。



でも何よりも記憶を占めているのは……




「腰抜かすほど最高だったろ?」


耳元で囁きながら、そのままあたしのカラダをベッドに倒した。



「えっ?!ちょっと!!何よ、この体勢は!!」


「分かってるくせに。あと6時間、たっぷり思い出作れるな?」




お、思い出の意味が違いますからーー!




「イヤ、ダメ!!あたし本当に妊娠しちゃうから!!」



誰か助けて……



「いいじゃん、ハネムーンベイビーとか最高じゃん」


「どこが?!」


あたしまだ子供は本当にいらないから!!




「ひゃっ…」


今回のハネムーンで発見された、あたしの新たな弱点を刺激されて思わず声が漏れる。




と同時に、


「心配すんな。ちゃんと避妊してやるから」


と社長が再び耳元で囁く。




イラッ


……そんなの当たり前でしょう?!



そして……


必死の抵抗も空しく。


社長はあたしのカラダに顔を埋めて、甘い世界へと旅立っていった。





「あっ…あたしのボラボラ島ーーーー!!!!」





やっぱりいつでもどこでも……




あたしは社長のいいなり(涙)

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