私の道 ―(実話)―
その日から

イジメはピタッとおさまった。



私は毎朝ナッチを迎えに行ってる。

うるさがられるほど
メールも頻繁にしてる。

早く元気になってもらいたいから



「ナッチ、これ以上休むとマジで卒業あぶないからね」

「うん、わかってるって!」






私のほうはというと…

陸の事は
ほとんど忘れかけていた。



大ちゃんと一緒にいるのが当たり前になっていたし

なにより、大ちゃんは私を不安にさせない。



ずっと、このまま穏やかな日々が続くと思っていた。
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